トピックス
北條手作り甲冑隊門番出陣のお知らせと新型コロナウイルス感染防止協力のお願い
長らくお待たせしました。北條手作り甲冑隊は、令和2年3月以降、新型コロナウイルス感染防止のためすべての出陣を中止していましたが、甲冑隊のいない小田原城は寂しいとの声や、コロナ対策もだいぶ進化してきたため、この10月4日の日曜日を皮切りに、10月~11月の毎日曜日に小田原城の門番に出陣して皆様をお迎えすることにしました。初日の4日には、総員10名の出陣で天守閣広場入り口でお客様をお迎えし、その後久しぶりの出陣の祝賀鉄砲を放って気勢を上げ、武者行列、米山流殺陣術15の型の演武などでお客様を歓迎させていただきました。とはいえ、コロナも現在第二波と言われており、お客様も甲冑隊にも感染の危機はなくなっていませんので、感染防止対策に十分気を付けて実施する必要があります。そこで、甲冑隊の出陣も当面は門番に限定し、その門番も今までとはいろいろ工夫を凝らして安全に気を付けたいと思います。
従来の門番は、一ケ所に密集隊形でお客様をお迎えし、甲冑隊がそれを囲み、隊員が2枚記念写真をお撮りし、1枚目は自由なポーズで、2枚目は全員一斉に勝ち鬨を上げて、小田原城ならではでのおもてなしと大変ご好評でしたが、数十人の行列待ちになることもありました。このためコロナ対策の基本である三密を防止するため、当面、密集隊形や勝ち鬨は中止することとさせていただきました。また写真もお客様が並んでいらっしゃるところを甲冑隊員がシャッターを押していましたが、逆に甲冑隊員がディスタンスを取って座っている所を、お客様ご自身にご自由に、十分距離を取りながら撮影していただきたいと思います。
また、従来の門番は常盤木門前広場で天守閣を背景に撮影する方式を取っていましたが、当日の出陣者数にもよりますが、常磐木や銅門、馬出門などでお見せしたいと思います。あちこちに分散して文字通り門番をご披露したいと思っています。久しぶりに安全に楽しく小田原城と甲冑隊をお楽しみ下さい。
なお、この際、安全確保のため必ずマスクかシールドの着用をお願いいたします。(T・I)
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コロナ禍の中、異例の総会開催
令和2年9月13日(日)、コロナ蔓延の中、第22回北條手作り甲冑隊の年次総会を常盤木門で開催しました。毎年多数の出席者のもとに開催され、総会後は盛大な懇親会が開催され盛り上がりましたが、今年は三密を避けるため隊則に則り、委任状方式を主とし、役員を中心とする出席者11名に委任状95名の城代への委任を受け、以下の案件が承認されましたがかってない寂しい総会となりました。
承認事項
①令和元年度活動報告
②令和元年度会計報告・監査報告
③令和2年度活動予算
④役員改選 役員改選により以下の皆さんが役員に改選(重任含む)されました。
・城代家老 勝又 裕司
(新・第9代 城代)
・大目付 中戸川 洋(再)
・評定衆 森田信宏 (新・第8代 城代)
・寄合衆 吉本 寛(新・第6代 城代) 伊藤 禎(新・第7代 城代)
・目付 今井 義男(再)
・戦家老 和泉 吉昭(新)
・戦奉行 神田 眞三(再)
・ 〃 奥田 辰之(再)
・ 〃 山本 栄紀(再)
・ 〃 宇佐美敏夫(新)
・ 〃 守屋 博子(再)
・ 〃 夏苅久美子(再)
・ 〃 加藤 和子(再)
・製作家老 上原 久範(再)
・製作奉行 早川久美子(再)
・製作奉行 清水 諭 (再)
・兼武具奉行 〃 (再)
・総務家老 佐藤 慎一 (再)
・総務奉行 鶴井 秀一(再)
・勘定家老 江藤ふみ子(再)
・勘定奉行 室伏百合子(再)
・催事奉行 配島澄美江(再)
*退任役員 鈴木英一(戦奉行) ご苦労様でした。
(T.i 記)
トピックス
忘年会開催
北條手作り甲冑隊は、甲冑を着用して小田原城天守閣広場での門番や市内外や県外、海外のお祭り等に出陣するばかりではなく、隊員相互の親睦を図るため懇親会も開いています。5月の北條五代祭りの後の反省会、9月の総会の後の懇親会、12月の忘年会が主なものです。今年(令和元年)は12月8日(日)、昨年に引きつづき箱根湯本の天成園で開催しました。参加者は約30名、小田原市や近郊の隊員が中心でしたが、御殿場や相模原、藤沢、町田等の遠隔地の隊員も参加しました。
忘年会は、鶴井総務奉行の総合司会で、最初に森田城代の挨拶、伊藤前城代の乾杯の発声で始まりました。今年は例年以上の豪華な料理に舌鼓を打ちながら懇談しましたが、間もなく甲冑隊3人娘(江藤勘定家老、配島催事奉行、室伏催事奉行)の準備によるビンゴ大会、じゃんけん大会、カラオケ大会、新人紹介等に興じました。
新人の山本夫妻による森田城代、勝又戦家老の勝鬨の物真似は圧巻でした。新人タレントの入隊により、甲冑隊のパフォーマンス力も一段とアップすることでしょう。乞うお楽しみ。日頃の鎧、兜の出陣姿からは想像もできない人間性が垣間見え、さらに宴会の後の二次会で懇親を深めました。一部都合により日帰りの隊員もいましたが、大部分の隊員は宿泊し、夜の更けるまで懇談、温泉にも一緒に浸かり(男女別)、文字通り裸の付き合いを楽しみました。(T.I)
殺陣
昇級・昇段認定
平成27年8月6日、甲冑隊のパフォーマンス力アップのため第一回殺陣講習会を開催しました。隊員の希望者により、毎月一回、小田原市スポーツ会館で米山流殺陣術の米山勇樹師範及びその門弟中嶋亜弥さん、香月佐織さんを師範代に(いずれも甲冑隊員)に指導を受けています。丁度2年経った平成29年8月6日に、練習の励みに「段、級」制度を導入し、所定の基準に達した隊員に米山師範から級を授与してもらいました。それから早くも2年経ち、講習会も50回近くになりましたので、令和元年8月10日、進級基準に則り進級者に認定証の授与を行いました。高齢者が中心のため覚えが鈍いのが難点ですが、暑さ、寒さに負けず練習に励んでいます。高校生の若手も育っており、技も殺陣の基本形の15の型、早雲の型(一対一)、氏綱の型(一対多数)、氏康の型(一対二)を習得し、さらに最近は氏政の型(一対一)や四方切り(一対四)に取り組んでいます。こうした殺陣は、北條五大祭り、一夜城祭り、その他市外、県外、海外出陣の際ご披露して好評を博しています。殺陣講習会には甲冑隊員なら誰でも参加できますので、老若男女問わず、奮ってご参加下さい。費用も格安です。(T.I)
*今回の昇級・昇段者
初段 森田信宏 伊藤 禎
一級 奥田辰之 勝又裕司 和泉吉昭 夏苅久美子 配島澄美江
二級 門眞敏雄
三級 山本栄紀 大久保創矢 神田眞三 田中寛彰
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高野山北条氏墓前供養祭
令和元年(2019)7月7日(日)~8日(月)、和歌山県高野山で行われた北条氏墓前供養祭に研修旅行を兼ねて出陣しました。この墓前祭は、高野山の北条家供養塔が長年風雨にさらされて一部倒壊する等痛みがひどくなっていたため、北条早雲公没後500年(2019年)、氏綱公小田原開府500年(2018年)を記念して修復することとなり、その費用を小田原商工会議所、小田原箱根観光協会、北條手作り甲冑隊が募金を募り、今年漸く修復完了して、墓前供養祭が行われることになったものです。 甲冑隊総勢27名(うち女武者8名)は、早朝7時に小田原駅西口をバスにて出発、14時半ごろ宿舎の高室院(たかむろいん)に到着、直ちに甲冑に着替え奥の院口までバスで移動、その後は参道を徒歩で北条家菩提所に向かいました。案内人の先導で複雑な山道を登って無事墓所につきました。墓所はきれいに整備され、織田信長や武田勝頼等の有名武将の墓所ほど大きなものではありませんでしたが、それなりの広さを持っていました。僧侶の読経の中、全員ご焼香させていただきました。その後、今なお弘法大師が終業を続けていると言われる奥の院をお参りし、宿舎に戻りました。山中では我々の甲冑姿に多くの観光客からカメラを向けられました。 宿舎の高室院は、かって北条家五代当主北条氏直公が豊臣秀吉から高野山に追放され、謹慎を命じられた際宿所となった由緒ある宿坊寺院です。本堂はじめ随所に三鱗(みつうろこ)の北条家紋所が目につきました。高室院の前の通りは「小田原通り」と名付けられ、小田原通りのバス停もありました。小田原北條氏の滅亡と氏直公の謹慎は、当時の人々の印象に強く残ったものと思われます。夕食は、もちろん精進料理で、般若湯もそこそこに9時過ぎには消灯になりました。 翌朝は5時起きで、それぞれに周辺を散策のあと6時からの勤行に参加、900mの霊場の冷気(18度)の中の勤行で身も心も洗われました。この日は、高野山真言宗派の総本山金剛峯寺等を見学の後帰路につきましたが、森田城代と中戸川大目付は、観光協会とともに大阪狭山市を表敬訪問のため先行、昼食時に合流しました。 大阪狭山市は、氏直公が謹慎を解かれ、一万石の大名として北条家の名跡を残すことが許されましたが、その直後に不幸にも病死、北条家の名跡は、共に高野山に追放された叔父の北条氏規の子氏盛が初代狭山藩主となりました。以降12代にわたって明治を迎えました。大阪狭山市への表敬訪問は市長さんはじめ幹部の歓迎を受けました。大阪狭山市は、佐山藩北条氏という立派なパンフレットを作成して小田原北条氏との絆を大切にしています。市内には校章に北条氏の紋所「三鱗」を使っている学校があるとも聞きました。今後の交流深化を約してお別れしました。昼食後13時半ごろ大阪狭山市を出発、20時過ぎ、無事小田原駅に帰着しました。今度の出陣は、強行軍でしたが、なかなか意義深く充実した研修旅行でした。(T.I記)
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北條五代祭り
令和元年五月三日、北条早雲公顕彰五百年を記念して第55回小田原北條五代祭りが開催されました。絶好の五月晴れの中、総勢1700人の大パレードが市内を練り歩きました。中でもその中核をなす800人の武者隊は壮観でした。北條手作り甲冑隊は、武者隊先駆け軍団の主力として75名が参加、男武者隊、女武者隊、姫隊、子供武者隊のいづれも手作りのマイ甲冑を着用しての威風堂々、整然とした行進がひときわ目を引きました。パレード中、要所、要所での火縄銃の演武、殺陣の演武は他隊にないパフォーマンスで23万人の大観衆の喝さいを浴びました。
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お花見・パフォーマンス
平成31年4月7日(日)、北條手作り甲冑隊は、小田原城天守閣広場でお花見・パフォーマンスを開催しました。暖冬の影響で桜の開花が早まり、葉桜になるのではと心配されましたが、当日は春爛漫の好天、無風、満開の桜でした。北條手作り甲冑隊では、3年前から甲冑隊が花見を楽しむばかりではなくご来城の皆様にも喜んでいただくため、通常は立ち入り禁止になっている天守閣、石垣下広場の解放を市にお願いし、ご許可をいただいて甲冑隊のパフォーマンスをご披露させていただいております。今年は、他の団体の参加もあり、一段とにぎやかになりました。手作り甲冑隊では、天守閣広場での武者行列、天守閣下での鉄砲、居合、殺陣の演武をご披露させていただきました、パフォーマンス終了後は、広場の一角で花見の宴を開催し、市民、観客客の皆さんにも樽酒をおふるまいして、平成最後の花見を共に楽しみました。来年は、令和第一回の花見が盛大に行われますよう祈念しています。多数のご来場をお待ちしています。
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平成30年度 小田原市民功労賞授与さる
平成31年1月14日、小田原市民会館にて小田原市民功労賞の贈呈式が開催され、北條手作り甲冑隊も加藤市長から功労賞が授与されました。受賞者は小田原市青少年育成推進員協議会の会長さん、小田原市老人クラブ連合会の会長さん、一般社団法人箱根物産連合会の会長さん、小田原市母子寡婦福祉会の会長さん及び北條手作り甲冑隊でした。福祉関係の業績に対しての受賞者が多い中で、手作り甲冑隊は、小田原市の観光振興、PRへの貢献が評価されたものです。この市民功労賞は、昭和51年創設のかなり歴史のある賞ですが、甲冑隊も創立20周年にして、漸くこれまでの活動が行政や、市民に認められ今回の受賞に至ったものと思われます。隊員各位、歴代役員各位、歴代城代各位とともに受賞を喜びたいと思います。今後もさらに小田原市の観光振興・PRになくてはならない存在として努力したいと思います。
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小田原城天守閣から初日の出を見る会出陣
平成最後の年の31年1月1日、「小田原城天守閣から初日の出を見る会」が開催されました。もう28回になりますが、これは、小田原市商工会議所青年部の主催で北條手作り甲冑隊協賛による行事です。事前に往復はがきで申し込んでいただき、抽選に当たった50組、100名の方を、ご招待、天守閣から初日の出を見ていただくというものです。当日は、加藤市長さんのご挨拶のあと、甲冑隊員が御来城者のお名前を読み上げ、法螺貝の吹奏に送られて天守閣に登っていただきます。待つほどもなく相模湾に初日が昇りはじめ、歓声が上がりました。今年は天気も良く、すがすがしいご来光を拝めました。皆様にとりまして今年も良き年でありますようお祈りしています。
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西相模キャンペーンに出陣
平成30年10月25日、横浜駅構内で開催された西相模(小田原、箱根、湯河原、真鶴)の観光・物産キャンペーンに北條手作り甲冑隊も出陣しました。小田原市観光協会主催の恒例の行事ですが、各地域のパンフレット類を通行客に配布するほか、当日3回にわたって抽選会を実施しました。空くじなしで開催参加市町の名産(小田原賞ー梅干し、湯河原賞ーミカンジュース、箱根賞ー寄木しおり、真鶴賞―墨蜜柑)が当たりました。特等賞は全産品の詰め合わせで、特等賞が出るとほら貝を吹いてお祝いしました。通行客との写真撮影も好評でした。
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第34回一夜城祭り出陣
平成30年10月21日(日)、石垣山一夜城歴史公園で小田原市観光協会主催の第34回一夜城祭りが開催されました。昨年は雨天のため中止になりましたが、今年は、雲一つない快晴の絶好の行楽日和の中、多数の観光客のご来場を得て開催されました。北條手作り甲冑隊は、特設舞台で居合と殺陣の競演と豊臣秀吉の小田原攻めのツーステージに出演しました。居合と殺陣の競演は、①甲冑武者による米山流15の型、②米山流殺陣術、③甲冑居合、④無双直伝英信流居合という珍しい組み合わせの競演で観客を沸かせました。豊臣秀吉の小田原攻めは三幕構成で、一幕目は小田原城大広間の巻、二幕目は山中城合戦の巻、三幕目は一夜城の巻と本格的な舞台仕立てで、伝統的な三献の儀あり、合戦シーンありで観客の喝さいを浴びました。
ちなみに石垣山一夜城は続日本100名城に選ばれています。想像以上に本格的な石垣などが残っており一見の価値があります。是非一度ご来城ください。
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北條手作り甲冑隊第20回定時総会開催
平成30年9月15日(土)13時半から甲冑隊の第20回定時総会が小田原お堀端コンベンションホールで開催されました。あいにくの雨模様にかかわらず出席者56名および委任状を35名いただきました。中戸川大目付の司会で伊藤城代家老のあいさつに続き、平成29年度活動報告、29年度会計報告・監査報告が行われ承認されました。次いで役員の任期満了に伴う役員改選案が提案され、以下のような新体制が承認されました。平成30年度活動計画(案)は森田新城代から提案され、異議なく承認されました。また30年度活動予算(案)も異議なく承認されました。議事終了後、門眞隊員(鉄砲製作)、大谷隊員(笠印製作)の功績が認められ金一封とともに表彰状が手渡されました。総会は1時間余りで無事終了しました。
* 今後2年間の役員の新体制は以下の通りです
・城代家老 森田信宏
・大目付 中戸川 洋
・目付 今井義男
・評定衆 吉本 寛 伊藤 禎
・戦家老 勝又裕司
戦奉行 守屋博子・加藤和子・夏苅久美子・鈴木英一・神田眞三・奥田辰之・山本栄紀
・製作家老 上原久範
製作奉行 早川美津子 製作奉行兼武具奉行 清水 諭
・総務家老 佐藤慎一
総務奉行 鶴井秀一
・勘定家老 江藤ふみ子
勘定奉行 室伏百合子
催事奉行 配島澄美江
*今期の退任役員は 渡辺目付、中里武具奉行、門眞武具奉行、伊藤文人戦奉行でした。長い間ありがとうご
ざいました。城代家老の伊藤 禎は評定衆(相談役)に、勘定家老の今井は目付に、勘定奉行の江藤は勘定家
老に就任しました。江藤勘定家老は女性として初めての家老就任です。
*新任役員は、奥田戦奉行、山本戦奉行、清水製作奉行兼武具奉行です。
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北條手作り甲冑隊設立20周年記念パーティー開催
平成30年9月15日、北條手作り甲冑隊の第20回定時総会の後、小田原お堀端コンベンションホールで盛大に開催されました。加藤憲一小田原市長さん、鈴木悌介小田原箱根商工会議所会頭さん、石田 武小田原市観光協会会長さんはじめ、甲冑隊設立の母体となった商工会議所青年部関係者等大勢の御来賓のご臨席をいただき、隊員と合わせ70名近い参加をいただきました。
会は、森田新城代のあいさつに続き、加藤市長、鈴木会頭、石田会長からのご祝辞のあとパーティーに入りました。アトラクションの部では伊藤前城代の司会で、いつもは甲冑隊の鉄砲隊による祝砲が恒例ですが、今回は、御来賓の方々で臨時鉄砲隊を編成させていただき、開催の祝砲を放っていただきました。鉄砲(火縄銃)はもちろん隊員の手作りによるもので、製作者の門眞隊員の指導により、臨時鉄砲隊も見事に一斉射撃に成功、拍手を浴びました。祝砲の後、詩吟あり、剣術あり(新陰流)、居合あり(無双直伝英信流)、手品あり、真剣による試し切りありで、隊員の日ごろの錬磨のほどを披露し喝采を浴びました。
最後は、中戸川大目付による北条一本締めにより盛会のうちに宴を閉じました。出席者には北條手作り甲冑隊20年史が配られました。北條手作り甲冑隊は、さらに設立30年を目指して頑張ります。
エイ! エイ! オウ!
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北条五代ゆかりの時代祭り絆の会開催
平成30年6月24日、小田原市御堀端コンベンションセンターで「第3回北条五代ゆかりの時代まつり絆の会」が開催されました。この会は、かって北条氏の領国であった関東地域の甲冑隊を中心とした集まりで、かねて個別につながりがあった組織をもっと本格的に交流を深めようと組織化したものです。第一回は埼玉県寄居町で開催され、第二回は八王子市で開催され、今回は北条氏の本城の地、小田原で開催することになりました。参加は八王子三ツ鱗会、鉢形城三ツ鱗会、箕輪城まつり奉賛会、滝の城祭り実行委員会、天空の城下町沼田城を作る会、古流陣貝研究会、小田原城馬廻り衆および北條手作り甲冑隊の8団体、約50名がが参加しました。
会は、二部に分かれ一部では、主催者挨拶、来賓あいさつに続き、小田原城天守閣学芸員佐々木健作氏の講演
「小田原北条氏とその領国」を拝聴しました。戦国時代の北条氏の興味深いお話の他、NHK番組、ブラタモリ撮影の裏話なども聞かせていただきました。
第二部は、交流会で、冒頭に北條手作り甲冑隊の手作りの火縄銃、大筒による祝砲や華麗な殺陣の披露で幕を開け、その後各隊の活動報告があり、予定を大幅に超過して交流の実を上げました。次回は来年箕輪城祭り奉賛会さんの担当で高崎市で開催されることになりました。
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カナダ・バンクーバー出陣
平成30年4月13日~18日、カナダのバンクーバー市に出陣しました。北條手作り甲冑隊はこれまでアメリカのハワイ、サンフランシスコ、ポートランドや、台湾・台中市に出陣し大歓迎を受けていますが、今回は初めてのカナダ、バンクーバー市の在留日系人のお祭り「SAKURA DAYS JAPAN FAIR]に参加しました。総勢26名の参加でした。
これまでの出陣は各都市の目抜き通りのパレードがメインでしたが、今回は広大な公園(バンデューセン ボタニカル ガーデン)が会場で、特設ステージでのパフォーマンスが中心でした。ステージでは古式豊かな侍の出陣式(三献の儀)や殺陣、居合の演武を披露し、黒山の観客ともども勝鬨を上げました。こちらの下手な英語を良く理解してくれて「エイ! エイ! オウ!」と拳を上げ、大歓声で唱和してくれました。パレードもしましたが勇壮な法螺貝や銅鑼の音とともに色とりどりの旗指物を掲げて男武者、姫武者隊が公園内を練り歩き、その後を大勢の観客がついて歩いてくれました。また、初めての試みでしたが、甲冑や姫装束の着付け体験を行い大盛況でした。
甲冑隊の海外出陣は、これまで5年に一度行っていましたが、今年は北條手作り甲冑隊創立20周年を記念して台湾出陣から3年で実施しました。毎回、感じることですが日本のさむらいに対する関心は極めて高く、いつも熱狂的な歓迎を受けます。今後も機会を見てさむらい文化の紹介のため各地に出陣したいと思っています。
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お花見
平成30年4月1日、門番終了後、天守閣広場で北條手作り甲冑隊のお花見の宴を開きました。単なるお花見では芸がありませんので、市にお願いしていつもは立ち入り禁止区域になっている天守閣石垣下の広場を解放していただき甲冑隊のパフォーマンスを披露させていただきました。火縄銃の祝砲に始まり、殺陣、居合をご披露しました。パフォーマンスの後は花見の宴で、観光客の皆さんとも樽酒を酌み交わして桜を楽しみました。
朝10時からの門番も、終日甲冑隊との写真撮影を希望する観光客の皆さんの長蛇の列が途切れることがありませんでした。
お城EXPOに出陣
平成29年12月23日、29年最後の出陣として、横浜みなとみらいパシフィコ横浜会議センターで開催された「お城EXPO」に参陣しました。昨年に続いて2回目の開催ですが全国のお城の博覧会です。と言っても全国のお城を持ってくるわけにはいきませんので各地のお城関係者がブースを借りてパンフレットや写真で各地のお城の紹介をしています。小田原市は、通常のブースの4つ分を借りて小田原城や石垣山城、北條五代の大河ドラマ化をPRしました。また特設ステージの出演もあり小田原関連のクイズをして正解者に記念品を贈呈、法螺を吹いたり、おさるのかごやを歌ったり大変好評でした。城代家老、戦家老、戦奉行三役そろっての出陣で盛り上げましたが、市の観光課長さんも着ぐるみの梅丸君を着て大奮闘でした。EXPOは展示だけではなくお城に関連した講演会などもあり、多分来年も開催されると思いますが、一見の価値があります。
上は 特設ステージでのクイズショウ
右は 小田原ブースの前にて
みんな手作りのマイ甲冑
殺陣に段・級制導入
北條手作り甲冑隊では、パフォーマンス力強化のため平成27年8月6日、第1回の殺陣の講習会を開始しました。以来毎月1回の講習会を開催してきました。講師(師範)は米山流殺陣師範の米山勇樹さん、師範代は中嶋亜弥さん、香月佐織さん、いずれも甲冑隊員です。弟子も皆甲冑隊員です。小学生から80歳の老武者まで老若男女10数名が毎回参加して、小田原市スポーツ会館で練習しています。2年の成果は大きく、基本形の15の型から始まり、1対1,1対2,1対多数の絡みなどをマスターしてきました。槍対太刀の格闘なども取り組んでいます。講習会2年を記念して今後の励みのため段・級制を取り入れました。一定の回数出席して技を習得した人は3級、2級、1級と昇級します。その上には段もあります。平成29年8月6日、基準に達した12名に認定証が米山師範から授与されました。3級7名、2級5名です。甲冑隊員ならだれでも参加できます。
小田原城天守閣来場者100万人突破セレモニーに北條手作り甲冑隊が参加
平成28年5月1日の小田原城天守閣リニューアル以来の来場者が、29年7月5日100万人を超えました。
記念すべき100万人目に小田原市の古谷様ご家族が該当しました。セレモニーには加藤小田原市長が出席、古谷様ご家族に記念品として天守閣年間無料パス、北條五代祭りの参加権などが贈られました。記念品を手にした古谷様は、信じられない面持ちで「天守閣からの景色が素晴らしい」と喜んでおられました。セレモニーには北條手作り甲冑隊も参加して法螺を吹いたり、鉄砲隊が祝砲を放ったりして花を添えました。加藤市長は「多くの方々にご来場いただき1年余りでこの日を迎えることが出来たことはありがたい。これからも小田原の歴史の素晴らしさや奥深さを伝えていきたい」と話されていました。セレモニーの最後には、天守閣をバックに古谷様ご一家、市長、甲冑隊、関係者とともに記念写真に納まりセレモニーを無事終了しました。我々甲冑隊も小田原観光大使として小田原のすばらしさを伝えていきたいと思っています。
長浜城北条水軍祭り出陣
平成29年5月28日、静岡県沼津市の「長浜城北条水軍まつり」に出陣しました。出陣者23名でしたが、馬廻り衆(7名)も一緒で小田原から大型バスで1時間半の旅でした。沼津市の隊員2名も現地集合で参加しました。関東には北条氏関係のお祭りは結構ありますが、水軍関係はここだけです。北条氏が武田氏に備えて築城した長浜城の整備を機に3年前から始まったお祭りです。北條手作り甲冑隊は初回から参加させていただいております。今回はパレードの他鉄砲や殺陣の演武を披露させていただきました。潮風に吹かれながらのパレード、水軍ならではの船旅を楽しみました。天気はご覧の通りの快晴五月晴れ。楽しかったです。
手作り甲冑教室募集開始
北條手作り甲冑隊に入隊するには、NPO法人小田原まちづくりネットワークの主催する北條手作り甲冑教室に参加してマイ甲冑を製作する必要があります。講師は甲冑隊員が務めています。教室は毎年9月後半に開講し半年かけて(原則として月2回、日曜日午後)指導します。3月にマイ甲冑が完成、4月には卒業式があり、5月には晴れて小田原市最大のイベント北條五代祭りに参加できます。目下、平成30年度生の募集を始めました。 申込先はこのホームページの「よくあるご質問の4」に出ています。奮ってお申し込み下さい。締め切りは8月末日です。甲冑隊のモットー第一「作る楽しさ」を味わって下さい。次いで来年5月にはモットー第二の「着る楽しさ」が味わえます。モットー第三は、参加して満足です。楽しいですよ。
*申し込み先 小田原ジムキ 瀬戸 0465-23-0105
北條五代祭り
平成29年5月3日、五月晴れの爽やかな好天の中、第53回北條五代祭りが開催されました。今年は北条早雲役に合田雅史さん、北条氏政役に高嶋政伸さんが扮し、花を添えてくれました。総勢1700人の大パレードのうち800人の武者隊の先駆けを切ったのが我々北条手作り甲冑隊でした。孫、子、一族郎党を引き連れての70人の威風堂々の行進は沿道の観衆の大拍手を浴びました。観衆は25万人と伝えられ、過去最高でした。写真はパレード終了後の記念写真、全員で勝鬨を上げました。この後は反省会で盛り上がりました。
お花見&演武
平成29年4月2日、小田原城天守閣広場で甲冑隊の花見を行いました。普段は立ち入り禁止の天守閣石垣下広場の使用許可をいただき鉄砲や殺陣、法螺貝の吹奏を行い観光客の皆さんに喜んでいただきました。あいにく桜は例年になく遅く一分咲き程度でしたが、観光客の皆さんと甲冑姿で樽酒を酌み交わし楽しいひと時でした。5升の樽酒があっという間になくなりました。外人観光客の方の姿も目立ちました。来年も実施予定です。是非お立ち寄りください。